
よく聞く「普通充電」や「急速充電」という言葉ですが、これは正式な規格上の分類ではありません。あくまで充電スピードや使い方に応じた便宜的な呼び名です。
規格の詳細については別ページで解説しますので、まずは具体的な製品と使い方についてご紹介します。
電気自動車(EV)を購入すると、車載の充電ケーブルが標準で付属しています。これを使って、家庭用のコンセントから直接充電するのが最もシンプルな方法です。
実はこれが、自動車メーカーが推奨している基本的な充電方法なのです。
この方式は「MODE2」と呼ばれ、簡単に導入できる反面、コンセントに挿しっぱなしにしてしまうなど使い勝手や安全面での課題もあります。
車載ケーブルを毎回出し入れするのが面倒…という声も多く、そうした方に人気なのが、固定式の「ケーブル付き充電器」です。
こちらは「MODE3」と呼ばれ、電源に直結し、常設型として運用されます。
比較項目 | MODE2(車載ケーブル) | MODE3(ケーブル付き充電器) |
接続方法 | コンセントに挿す | 電源に直接接続(固定) |
充電出力 | 3.2kW程度(16A)固定 | 最小6kw~最大10kW以上も可能 |
利便性・安全性 | コードが床に置かれるなどやや不便 | コネクタ置場もありスッキリ |
初期コスト | 安い(数千円〜1万円程度) | 高め(数万円〜) |
ポイント:
車載ケーブルを収納できる製品もありますが将来使えなく無くなる可能性があります。
必要十分なスペックを見極めましょう。
公共インフラや事業用としては、出力調整やコネクターの管理が出来るケーブル付き充電器がお勧めです。
「出力が高い=良い充電器」と思われがちですが、現実は少し違います。
さらに、高出力にすると電気工事費や電力契約も高額になるため、全体コストが跳ね上がります。
充電器選びで大切なのは、「自分の使い方に合っているか」です。
以下の3つの視点で考えましょう
つまり、「充電時間 × 空き容量」で選ぶのが現実的です。
公共インフラや時間課金制の充電器では、「時間課金」が多く、車両が高出力対応でなければ損する可能性もあります。
逆に、高出力対応のEVなら時間単価制でお得になることもあります。
電力量に応じた従量課金には検定付きのメーターか特定軽量制度を採用したシステムが必要になります。汎用的サービスになるにはまだこれからの感じがします。
市場が導入期の為色々な事情が影響しています。
車も電気も「使っていない時間」が長いので
「空いている時間」をうまく活用することが、EVと充電器を賢く運用する最大のコツです。