
結論から言うと、充電器の設置工事自体はそれほど難しくありません。
基本的には次の2つを行うだけです:
しかし、問題はそこではありません。重要なのは「どれくらいの電気を流す必要があるか?」を決めることです。
この判断には、車の使い方や充電時間、契約電力の空き状況などの設計的な視点が必要になります。
EV充電インフラ導入には、以下のような複数の専門知識が必要です。
項目 | 担当すべき専門領域 |
車の使い方と充電パターン | 自動車販売店/ユーザー自身 |
電気契約・空き容量の判断 | ユーザー自身(新築の場合は設計事務所・ゼネコン) |
配線設計・機器選定 | 電気工事業者が提案(本来は充電器の選定はユーザー自身) |
機器仕様・運用ルールの整備 | 充電器メーカー・システム提供者(運用はユーザーが決め、対応できる機器を選定する) |
本来はユーザーが使い方と電気契約を説明して充電器や電気設備、将来の拡張性を検討して配線工事を決める必要がありますが現状は、これらすべてを横断的に理解・説明できる人材がほとんどいないのが実情です。
充電器の導入は検討する時間や手間も必要ですが、一番のネックはコストがかかる為補助金が多く出ています。
課題として、検討するべき内容とのギャップがあります
目先の充電インフラだけが増加するだけで日本の充電インフラはいつまで経っても自立できないという懸念があると感じています。
EV充電器の設置に関わる基本的な電気工事内容を簡単に紹介します。
充電器の出力が決まれば、充電器までの配線は専用にになりサイズが決まり、
配線サイズにあうブレーカーも自動的に決まります。
既存の建物に充電器を設置する場合、配線の増設・太線化・ブレーカーの追加/交換などが前提になります。
とくに電気契約や既存設備の容量によって、次のように対応が分かれます。
✅ケース1:余剰電力の確認
⚠️ケース2:容量が足りない場合
事業者が複数のEVを導入する場合は、次のような設計的な視点が必要です:
🔧電気工事業者だけで判断するのは困難なので、設計者・メーカー・システム提供者の連携が必須です。
中〜大規模では契約や負荷管理を含めたインフラ設計視点が必須